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開催レポート

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いんぴっとONE 第12回セミナー・交流会
「地域ブランドを守る知財戦略
~食品企業・地域団体の知財活用とブランディング~」

2025年11月27日木曜日、いんぴっとONE 第12回セミナー・交流会「地域ブランドを守る知財戦略~食品企業・地域団体の知財活用とブランディング~」が、仙台での現地開催とオンラインのハイブリッドにて開催されました。76名の方々にご参加いただきました。ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

地域ブランドを守る知財戦略:成功事例に学ぶブランディングと活用術

『いんぴっとONE』では、経営者やビジネス支援者の皆様が実践的な知見を共有し、つながりを深めるコミュニティ形成を目的としたセミナーを毎月開催しています。


◆ 第1部:地域団体商標の活用
地域ブランドを共同で守り育てる「地域団体商標」の活用にスポットを当てました。
・古川 博志 氏(青森県中小企業団体中央会 経営支援課)
・船橋 慶延 氏(株式会社HORSE&MUSH 代表取締役)
両氏には、地域団体商標の登録に至ったきっかけ、ブランド確立までの苦労、そして具体的な活用方法を中心にご紹介いただきました。

◆ 第2部:地域に根ざした食品事業
地域資源を活かした食品ビジネスの成功事例をご紹介いただきました。
・浅沼 宏一 氏(株式会社浅沼醤油店 代表取締役)
・脇坂 斉弘 氏(合同会社ねっか 代表社員)
両氏の取り組みから、地域に根ざした事業者がいかにして知財を活用し、ブランド力を高めているか、その実践的な戦略を学ぶ機会となりました。


 セミナー後に行われた交流会では、登壇者による製品展示ブースも設置され、参加者の皆さまの間で活発な意見交換が行われました。

 この貴重なセミナー(第1部)の様子は、IP ePlatにてアーカイブ動画としてご覧いただけます。

第1部(トークセッション):(左から) INPIT地域支援部 佐藤 浩昭参事・企画調整役、青森県中小企業団体中央会 経営支援課 古川 博志氏、株式会社HORSE&MUSH 代表取締役 船橋 慶延氏
第2部(トークセッション)(左から) INPIT地域支援部 佐藤 浩昭参事・企画調整役、株式会社浅沼醤油店 代表取締役 浅沼 宏一氏、合同会社ねっか 代表社員 脇坂 斉弘氏
(左から)INPIT 渡辺治理事長、株式会社浅沼醤油店 代表取締役 浅沼 宏一氏、青森県中小企業団体中央会 経営支援課 古川 博志氏、株式会社HORSE&MUSH 代表取締役 船橋 慶延氏、合同会社ねっか 代表社員 脇坂 斉弘氏、INPIT地域支援部 佐藤 浩昭参事・企画調整役
交流会(ネットワーキング)の様子

 次回のいんぴっとONE第13回セミナーは、2025年12月22日にオンラインにて開催する予定です。

参加者からのコメント

自治体職員として、地域政策における知財活用の可能性を実感

宮城県 保健福祉部
長寿社会政策課介護人材確保推進班
主幹

立岩 信明

私は自治体職員として、以前に県産品のブランディングや県立大学の研究支援・知財管理を行った経験があり、いんぴっとONEのセミナーに興味を持ち参加しました。今回のセミナー・交流会では、食品業界における地域ブランディングと特許・商標などの知財活用について、食品企業が苦心されている点やこれからの展望などのお話を直接聞くことができ、とても有意義な時間でした。私は普段、宮城県の地域政策の仕事を担っておりますが、自治体職員が知財活用により地域の価値を高めていくことは、地域の様々な課題を解決していく上での一つの手段になり得るものと考えています。企業の商品開発や知財部の方だけではなく、自治体職員にも知財マインドは必須だと感じており、いんぴっとONEを通じて、知財活用を実践されている方との交流を深め、自治体職員にも知財マインドの輪が広がるきっかけになればと期待しております。

立岩 信明
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